新年、10万円で買える好業績・高利回り【スタンダード】編 ＜新春特別企画＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　東証スタンダード上場企業では804銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が増益を見込んでいる企業に注目。加えて、割安株という観点から配当利回りが4％以上、かつ予想PER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に絞り込んだ。

　下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期経常利益が増益、(3)配当利回りが4％以上、(4)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる31社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、利回り、PERは12月30日現在)

なお、2日(月)に配信した「新年、10万円で買える好業績・高利回り【プライム】編」も併せてご覧ください。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　配当　　予想
コード 銘柄　　　　　　 金額　増益率　　今期　利回り　　 PER
<6493> ＮＩＴＴＡＮ　　26200　　21.6　　2560　　4.58　　 7.0
<6307> サンセイ　　　　30200　　27.1　　 450　　4.64　　 7.8
<3242> アーバネット　　30500　　 3.3　　2050　　5.90　　 7.1
<8737> あかつき本社　　30800　　87.1　　2300　　6.17　　 7.0
<3035> ＫＴＫ　　　　　36300　　 3.6　　 520　　4.13　　 6.1
<7623> サンオータス　　41700　　 2.9　　 280　　4.08　　 6.4
<8893> 新日建物　　　　45300　　33.3　　2020　　5.74　　 5.8
<6881> キョウデン　　　47000　　11.6　　5700　　4.26　　 5.7
<6629> Ｔホライゾン　　47600　　46.1　　1300　　4.20　　 7.1
<7551> ウェッズ　　　　49700　　 0.8　　1535　　4.02　　 9.0

<2999> ホームポジ　　　52200　　19.4　　 848　　5.36　　 5.5
<9709> ＮＣＳ＆Ａ　　　57500　　 3.0　　1450　　4.35　　 8.9
<1451> ＫＨＣ　　　　　60900　　 3.6　　 540　　5.42　　 6.9
<9872> 北恵　　　　　　65900　　 0.5　　1010　　4.63　　 9.5
<8903> サンウッド　　　69800　　 189　　 930　　5.01　　 5.0
<9913> 日邦産業　　　　70500　　20.2　　1710　　4.26　　 5.4
<7791> ドリムベッド　　72300　　 8.4　　 732　　4.15　　 5.9
<3293> アズマハウス　　74800　　 1.3　　1190　　4.68　　 7.7
<5984> 兼房　　　　　　78100　　 7.8　　2070　　4.03　　 7.5
<3447> 信和　　　　　　78800　　 2.8　　2120　　5.46　　 7.5

<6357> 三精テクノロ　　79600　　 6.4　　2000　　4.40　　 9.8
<3246> コーセーＲＥ　　80600　　40.6　　1786　　4.47　　 6.7
<1776> 三井住建道　　　81200　　27.5　　1210　　4.31　　 9.9
<7847> グラファイト　　82000　　 9.2　　 827　　6.10　　 9.4
<9268> オプティマス　　84000　　 0.9　　3100　　6.31　　 4.9
<7087> ウイルテック　　84700　　 107　　1340　　4.72　　 6.5
<7435> ナ・デックス　　86800　　14.9　　1615　　4.03　　 7.5
<5391> Ａ＆ＡＭ　　　　88200　　 2.4　　1600　　5.10　　 6.7
<9698> クレオ　　　　　88300　　13.8　　1260　　4.53　　 8.8
<8931> 和田興産　　　　92300　　10.7　　3500　　5.09　　 4.3

<7539> アイナボＨＤ　　99800　　11.2　　2410　　4.61　　 7.0

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、利回り、増益率が％、PERが倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

★元日～4日に、2023年「新春特集」を一挙、“28本“配信します。ご期待ください。
→→　「新春特集」の記事一覧をみる

株探ニュース