カネソウ、今期経常を14％上方修正

　カネソウ <5979> [名証Ｍ] が2月5日後場(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比36.6％増の9.8億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の10.6億円→12.1億円(前期は10.5億円)に14.3％上方修正し、増益率が1.0％増→15.4％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の4.5億円→6億円(前年同期は7億円)に33.7％増額し、減益率が35.7％減→14.0％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比1.3％増の3.8億円となり、売上営業利益率は前年同期の16.0％→16.2％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期通期の業績につきましては、当社の主要な需要先であります建設関連市場におきまして、公共投資が底堅く推移し、民間設備投資も緩やかながら回復基調となりました。市場動向の変動や材料価格の高止まり、諸物価の上昇が続く状況の中で、適正な販売価格による収益の改善に取り組み、安定した供給体制を整えてまいりました。その結果、売上高、及び利益につきましては、予想を上回る見込みとなりました。（注）上記の予想値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により異なる場合があります。