東プレが反発、ハイテン材需要高水準で利益増額含み

　東プレ<5975.T>が３日ぶり反発。炭素やシリコン、マンガン、チタンなどを配合した高張力鋼板であるハイテン材やハイテン材を使用したプレス部品の加工を展開、高付加価値品の増産効果が利益を押し上げ、会社側計画は増額余地が意識されている。ハイテン材は自動車の安全性を維持しながら自動車軽量化を図る素材として高水準の需要がある。為替が会社側想定よりも大きく円安水準に振れていることもプラス材料。また、９月にＣＢを発行して約５０億円を調達することを発表。タイでの新工場建設および設備投資に充てる計画で、需要取り込みに向けた生産能力の増強にも余念がなく、潜在株式の増加というマイナス要素もあるが、中期的には業容拡大への評価材料と見なす向きが多いようだ。

東プレの株価は１１時１９分現在１４１５円（△５３円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）