フジマック、今期経常を一転23％増益に上方修正、配当も2円増額

　フジマック <5965> [東証Ｓ] が8月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比10.8％増の9.6億円に伸び、従来の39.1％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の13.4億円→19.4億円(前期は15.7億円)に44.8％上方修正し、一転して23.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比38.2％増の9.7億円に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の22円→24円(前期は22円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比20.2％増の3.7億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の1.2％→2.0％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年２月14日付けで公表した第２四半期累計期間の業績予想につきまして、売上高の増加、エネルギー価格・原材料価格などの上昇に伴う利益率の低下や経費の増加をコストダウンにより抑えた事、為替差益を計上した事から、営業利益、経常利益、四半期純利益は予想を上回りました。　なお、計上した為替差益の金額は、連結業績では１億５千万円、個別業績では８千７百万円であります。　通期業績予想につきましては、売上高の増加、第２四半期累計期間で為替差益が発生した事等により営業利益、経常利益、当期純利益は増加を見込んでおります。　　また、期末配当予想につきましても、通期業績予想を踏まえ修正いたします。　（注）業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、予想につきましては様々な不確定要素が内在しておりますので、実際にはこれらの予想値と異なる場合があります。