三洋工、前期経常を81％上方修正、配当も10円増額

　三洋工業 <5958> [東証Ｓ] が5月9日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→19.8億円(前の期は10.8億円)に80.7％上方修正し、増益率が1.5％増→83.4％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6億円→14.8億円(前年同期は8.5億円)に2.5倍増額し、一転して73.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の75円→85円(前の期は70円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年3月期の通期連結業績予想につきましては、売上高においては軽量壁天井下地材などの販売量が伸長し、また利益においては販売増による利益増およびコスト削減などの諸施策を実施しました結果、前回の発表予想を上回る見込みとなりましたので業績予想を修正いたします。

　当社は株主の皆様への利益還元を重要な経営施策の一つと考えており、会社の収支状況を基に、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としております。上記の方針に基づき、2023年3月期の期末配当予想につきましては、業績予想および財務状況等を総合的に勘案し、前回予想より10円増配し１株当たり50円に修正することといたしました。これにより、年間の配当金は中間配当金35円と合わせて１株当たり85円となる予定です。