アマテイ、今期経常を一転3％増益に上方修正、配当も0.5円増額

　アマテイ <5952> [東証Ｓ] が2月13日大引け後(17:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は1億3100万円の黒字(前年同期は1億3100万円の黒字)と横ばいになった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1億4000万円→1億5500万円(前期は1億5000万円)に10.7％上方修正し、一転して3.3％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6400万円→7900万円(前年同期は1億1100万円)に23.4％増額し、減益率が42.3％減→28.8％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の2円→2.5円(前期は1.5円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比40.2％減の5500万円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.2％→3.9％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期の通期連結業績予想について、建設・梱包向は、建築コストの上昇を背景として木造住宅着工戸数が減少しており、その影響を受けて売上高は減少する見込みであります。利益面では、販売価格の改定が浸透したこと、運賃コスト抑制等により利益率が改善し、さらに法人税等の負担軽減により、増益となる見込みであります。一方、電気・輸送機器向(連結子会社（株）ナテック)は、自動車向け好調、高付加価値製品の販売比率も改善されたこと等により、増益となる見込みであります。　以上のことにより、2024年３月期の通期連結業績予想は、売上高は前回予想を若干下回り、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は、前回予想より増益となる見込みであります。

　　当社は、株主に対する利益還元を経営の重点政策の一つと位置づけており、2024年３月期連結業績予想を勘案しました結果、2024年３月期の期末配当予想を１株当たり２．５０円に修正することといたしました。　（注）業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。