一目均衡表の遅行線が日々線を下回って推移。
日本フイルコン㈱(5942)
■注目理由
東京都稲城市に本社を置く工業用製品製造会社。製紙用の網で国内シェア6割を誇る。半導体製造用フォトマスクが成長のけん引役となっている。
平成27年11月期第2四半期(平成26年12月1日~平成27年5月31日)における連結経営成績は、売上高126億円(前年同期比+6.8%)、営業利益7.6億円(同+27%)、経常利益8.5億円(同+28.9%)、四半期純利益6.8億円(同+35.0%)となった。
(出典:平成27年11月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
7月1日、平成27年11月期通期の連結業績予想が修正された。売上高は245億円から255億円(+4.1%)、営業利益が10.5億円から12億円(+14.3%)、経常利益が12.5億円から14億円(+12.0%)、当期純利益が11億円から16.5億円(+50%)。平成27年11月期第3四半期において、退職給付制度の一部改定にともなう特別利益を計上することにより、当期純利益が前回発表予想を上回る見込みとなったため。
(出典:7月2日 Kabutanニュース)
MACDはシグナルを上抜けし上昇に転じたが、一目均衡表では基準線、転換線とも横ばいか下落調子であり、遅行線も日々線を大きく下回って推移している。上昇トレンド入りまで暫く様子を見るのが無難だろう。
直近の株価はPER6.26倍、PBR0.62倍、配当利回り1.69%となっている。