同社グループは、2020年度を最終年度としていた三和グローバルビジョン2020、第三次中期経営計画は、コロナ対応に加えて、コロナに影響を受けた戦略を完遂するため、1年延長し2021年度までとした。また、100周年を迎えるODC(OVERHEAD DOOR CORPORATION:オーバーヘッドドア)は2021年4月に米国横引きスライド式ドア最大手のWon-Doorの全株式を取得した。(2021年4月2日公表済)これは、全米の販売網を活用した規模の拡大とODCの事業領域拡大を図るものである。さらに、脱炭素社会に向けてCO2排出量削減目標として2030年度までに30%削減(2020年度比)とする長期目標を公表した。2021年度中にKPIを設定し、次期中期経営計画で取り組みを加速させていくとしている。
日本国内の売上高は前期比3.9%減の2,311.33億円、セグメント利益は同0.1%減の262.19億円となった。三和シヤッターは大幅な数量減影響を販売価格と製造・物流費などのコスト削減により一部補填し、修正予想を大きく上回った。国内子会社においては各社ともにコロナ影響による数量減が大きかったものの、コストダウンと新規連結(鈴木シャッター)により、前年、修正予想ともに上回った。
北米の売上高は前期比1.0%減の1,171.57億円(外貨ベースでは同1.6%増)、セグメント利益は同14.4%減の77.33億円となった。ODCは好調な住宅市場により数量効果はプラスとなった。量販店向け拡販により採算性が低下したため、修正予想を上回ったが減益となった。
欧州の売上高は前期比3.7%減の721.16億円、セグメント利益は同16.3%減の30.92億円となった。NF(NOVOFERM GROUP:ノボフェルム)はコロナ影響による数量減が響き、減益となったが、コストダウンにてカバーし修正予想は上回った。
アジアの売上高は前期比3.1%増の65.91億円、セグメント損失は5.39億円(前年同期は3.48億円の損失)となった。鈴木シャッター香港の新規連結効果により増収となったが、既存会社でのコスト増が影響した。
2022年3月期通期については、売上高が前期比5.4%増の4,500.00億円、営業利益が同2.8%増の340.00億円、経常利益が同1.7%増の327.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.6%増の216.00億円としている。売上高、各利益とも前年比成長予想となり、過去最高であるコロナ前の2020年3月期レベルに戻す見込み。
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