駒井ハルテク、今期経常を一転72％増益に上方修正、配当も10円増額

　駒井ハルテック <5915> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の14.1億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の5.2億円→14.2億円(前期は8.2億円)に2.7倍上方修正し、一転して72.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の5.3億円の赤字→3.6億円の黒字(前年同期は6.4億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→70円(前期は70円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比19.5％増の3.6億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の2.5％→3.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　1）個別業績売上高につきましては、新規工事の着工に遅れが生じたことなどにより、前回予想より減少する見込みであります。営業利益につきましては、橋梁の追加変更獲得及び各工場の設備投資効果による生産性向上などにより、11億円と前回予想より上振れする見込みであり、経常利益、当期純利益につきましては営業外収益の計上などにより、それぞれ13億８千万円、12億円となる見込みであります。2）連結業績売上高につきましては、個別業績予想の修正により、前回公表より減少する見込みであります。営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、個別業績予想の修正により、それぞれ11億２千万円、14億２千万円、11億２千万円となる見込みであります。（注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後様々な要因によって予想と異なる結果となる可能性があります。

　当社の配当につきましては、継続的、安定的に実施することを基本としており、財政状態、業績動向などを総合的に勘案して決定することとしております。2022年3月期の期末配当予想につきましては、財政状態、利益水準等を総合的に勘案した結果、前回予想の30円から10円増配の40円とさせていただく予定であります。これにより、1株当たりの年間配当金は、中間配当金30円を加え、70円となる予定であります。なお、本件につきましては、本年６月開催予定の当社第93回定時株主総会に付議する予定であります。（注）上記の配当予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後様々な要因によって予想と異なる結果となる可能性があります。