2. 中長期成長戦略
引き続き、全国の保険代理店のM&A及び事業承継がドライバーとなり継続的な成長が期待される。エージェント・インシュアランス・グループ<5836>は保険会社から紹介される形で他の保険代理店のM&A及び事業承継を進めている。保険業法の改正等に伴う体制整備が求められていることで、中小規模の保険代理店単独での事業運営が困難となっている中、保険会社は同社のような一定の規模、クオリティー、ガバナンスが期待できる保険代理店への集約を図りたい考えがある。同社はM&A及び事業承継を通して同社の「パートナー社員」もしくは「勤務型代理店」となった場合、保険代理店支援プラットフォームを通じて、営業・事務両面からのサポートとして、週1回の面談による業務フォロー、定期勉強会やeラーニングを活用した研修支援、FP資格を持った社員の営業同行支援などを行い、「あんしん」して働ける環境を創出している。これまでは保険代理店業を主とする専業代理店の統廃合が中心となって進んでいたが、今後は他の事業とあわせて保険販売を行う兼業代理店の業界再編が進むと言われている。昨今、改正保険業法やコンプライアンス、各保険会社の規則・ルールに則った保険の販売が強く求められている中、自動車ディーラーや不動産業者など、他の事業も行いながら、保険を販売する兼業代理店も、保険代理店業を継続することが困難になっており、同社のM&A及び事業承継の動きも加速する見込み。また、同社は、日本国内にて確立している保険代理店支援プラットフォームを米国でも展開している。米国50州のうち38州で事業ライセンスを取得しており、この強みを活かして米国においても保険代理店のM&A及び事業承継を軸に成長拡大を図る方針だ。さらには、同社は2025年7月を目途に持株会社に移行するための検討を開始した。国内事業と海外事業の2軸を持つ現在の図式から、持株会社を設置し、国内損害保険・国内生命保険・海外保険事業という3つの主軸を有する業界唯一の企業グループを形成することで、この業界において確固たる地位を築き、各事業領域におけるプロフェッショナルとして、機動的かつ戦略的にM&A及び事業承継を行い、持続的成長と企業価値向上を実現できる企業体制を目指すとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 田窪芳人)
<HH>
この銘柄の最新ニュース
エーインシュのニュース一覧- 連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ 2025/02/14
- エーインシュ、今期経常は92%増で4期ぶり最高益更新へ 2025/02/14
- 単独株式移転による持株会社体制への移行に関するお知らせ 2025/02/14
- 2024年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 2025/02/14
- 2024年12月期 決算説明資料 2025/02/14
マーケットニュース
- 八潮市陥没事故で急展開!「水道インフラ」で買われる株・緊急リサーチ <株探トップ特集> (02/17)
-
明日の株式相場に向けて=急落・仕込み好機の「好決算銘柄」 (02/17)
- 米株価指数先物 時間外取引 堅調、ダウ先物は55ドル高 (02/17)
-
明日の為替相場見通し=円高基調は継続するか (02/17)
おすすめ条件でスクリーニング
エージェント・インシュアランス・グループの取引履歴を振り返りませんか?
エージェント・インシュアランス・グループの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは![アセプラ(アセットプランナー)](https://assets.minkabu.jp/images/stock/img_asset_tradehistory.png)
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。