「全固体電池」が20位にランク、24年も引き続き関心の高い投資テーマの一つ<注目テーマ>
1 半導体
2 復興関連
3 半導体製造装置
4 人工知能
5 防災
6 親子上場
7 円高メリット
8 TOPIXコア30
9 生成AI
10 インド関連
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「全固体電池」が20位となっている。
2024年の投資テーマの一つとして挙げられるのが、電気自動車(EV)市場の勢力図を一変させる可能性を秘める「全固体電池」だ。今年春にはホンダ<7267.T>が電池製造の実証ラインを稼働させる予定であるほか、日産自動車<7201.T>は今年中に技術開発を行うパイロットラインを横浜工場内に設置する計画。トヨタ自動車<7203.T>は27~28年での実用化を見据え、出光興産<5019.T>と核となる固体電解質と全固体電池の量産実現を目指している。
全固体電池は、現行の液体リチウムイオンバッテリーと比べエネルギー密度の高さ、優れた充放電性能による大幅な充電時間の短縮、より安価な材料の組み合わせによるバッテリーコストの低減といったメリットがあり、EVの普及を促進させるゲームチェンジャーとなる技術として期待されている。
こうしたなか、次世代電池の本命とされる全固体電池を巡って各社の取り組みが活発化しており、直近では三菱マテリアル<5711.T>がEV用全固体電池の材料の一つである硫化物系固体電解質の量産性に優れる新たな製造技術開発に成功している。
出所:MINKABU PRESS
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