日亜鋼、非開示だった今期経常は8％減益、未定だった配当は10円実施

　日亜鋼業 <5658> [東証Ｓ] が5月31日午前(11:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった24年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比8.3％減の21億円に減る見通しと発表した。
　同時に、非開示だった24年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比29.3％減の7.7億円に減る見通しと発表した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を4円(前年同期は4円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も6円実施する方針とした。年間配当は10円となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　前回の決算発表時に未定としておりました2024 年３月期の連結業績予想については、主副原料及びエネルギー等のコスト上昇に対する販価転嫁、普通線材製品及び特殊線材製品等の販売数量拡大、コスト削減等の収益改善の一方で、在庫評価差の影響等により、通期連結経常利益は21 億円となる見通しであります。※上記予想については、現時点において入手可能な情報に基づき策定したものであり、実際の業績は、予想値と異なる場合があり得ることをご承知置きください。

　　2024年3月期の配当予想につきましては、当期業績予想に加え、総還元性向で50％以上の水準を担保するとの株主還元方針並びに自己株式の取得等を総合的に勘案し、中間配当4円、期末配当6円、年間配当10円といたします。