同社高精度位置補正データの特徴としては次のことがあげられる【1】国土地理院によって全国に設置された約1,300点の電子基準点網(GEONET)を活用しており、高精度で安定した補正データを提供している。【2】位置誤差を補正するにあたり基準となる点が必要になるが、同社は仮想点方式を採用しており、物理的な基準局の施設や設備が不要となり、設置コストだけでなく、管理コストも不要、また風雨の影響も受けない。【3】補正にあたり、日本では特に地殻変動について考慮する必要があり、同社独自の特許技術により近傍の電子基準点成果に整合した補正情報を配信できる。これらを通して、高精度な位置補正データを安定的に配信できることに強みを有し、特に測量分野においては60%超えるシェアを有しトップ企業となっている。
同社高精度位置補正データの用途としては50%が測量、40%がICT土木・IT農業である。
人手不足により土木や農業現場では、自動運転による省人化のニーズが増しており、これを実現するには高精度の位置情報が不可欠となっている。これらの需要増加により高精度位置情報の需要も安定的に拡大していくことが期待される。24年9月期売上高については前期比5.6%増となる1,273百万円を計画している。
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