<動意株・1日>(前引け)=デルタフライ、大平金、特殊陶
大平洋金属<5541.T>=急動意。投資資金の流入が加速し上値追い態勢を鮮明とさせている。日本製鉄系の合金メーカー大手でフェロニッケル製錬では世界上位にある。1月31日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の37億1200万円から84億5500万円(前期比7.3倍)に大幅増額しており、これがポジティブサプライズとなった。ステンレス鋼の回復に加え、ニッケル価格が上昇基調を強めるなかフェロニッケルの販売数量が伸びており、業績は会社側計画を大きく上回る状況にある。好業績を背景に年間配当も大幅に上乗せし、従来計画比75円増額の130円(前期は20円)とすることでポジティブサプライズとなった。
日本特殊陶業<5334.T>=3連騰。同社は1月31日取引終了後に22年3月期業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の488億円から600億円(前期比56%増)に大幅増額した。中古車市場の活況を受けて自動車向けエンジン交換プラグが好調で収益を押し上げているほか、グループ会社の株式売却益なども寄与する。年間配当も従来計画に6円上乗せの102円(前期実績は60円)とする。更に発行済み株式数の3.19%に相当する650万株、金額で100億円を上限とする自社株買いを実施することも発表しており、これを材料視する買いを呼び込む格好となった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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