冶金工、非開示だった今期経常は41％増益、未定だった配当は20円増配

　日本冶金工業 <5480> [東証Ｐ] が8月5日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比9.9％増の40.2億円に伸びた。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比40.5％増の180億円に拡大する見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比76.3％増の110億円に拡大する見通しを示した。

　業績好調に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を70円(前年同期は40円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も70円実施する方針とした。年間配当は前期比20円増の140円に増配となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の12.0％→9.3％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期第２四半期累計期間及び通期の業績予想につきましては、ロシアのウクライナ侵攻とそれに対する各国の経済制裁が今後の事業環境に与える影響の大きさについて合理的に見積もることが困難であったことから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき算定し、公表することといたしました。　詳細につきましては2022年８月５日付「2023年３月期　第１四半期決算短信〔日本基準〕（連結）」に記載しております。

　　当社は、事業基盤の整備に必要な投資や業績見通しなどを考慮しつつ、更なる財務体質の強化を図りながら、安定的に配当を実施することを基本方針としております。　2023年３月期の中間配当予想及び期末配当予想につきましては、これまで未定としておりましたが、上記業績予想の修正を踏まえ、中間配当予想につきましては、１株当たり70円に、期末配当予想につきましては、１株当たり70円（年間配当金は１株当たり140円）に修正いたします。※上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の数値は、今後の様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。