冶金工、非開示だった今期経常は45％減益、未定だった配当は30円実施

　日本冶金工業 <5480> が10月30日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比44.8％減の35億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は30円実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループの業績に与える影響を合理的に見通すことが困難であったことから未定としておりました。　一方、2021年３月期第２四半期連結累計期間の実績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、国内外においてステンレス特殊鋼需要の低迷が続きましたが、原料価格に見合ったロールマージンの確保に引き続き注力したほか、需要レベルに見合った生産水準とする一方、集中操業へのシフト及び徹底したコストダウンを実施した結果、最新の業績予想対比では増収増益を確保することができました。　上記の実績を踏まえた結果、現時点で入手可能な情報に基づき2021年３月期通期の業績予想を算定することが可能な状況となりましたので、公表することといたしました。

　　当社は、事業基盤の整備に必要な投資や業績見通しなどを考慮しつつ、更なる財務体質の強化を図りながら、安定的に配当を実施することを基本方針としております。　2021年３月期の期末配当予想につきましては、これまで未定としておりましたが、上記業績予想の修正を踏まえ１株当たり15円（年間配当金は１株当たり30円）に修正いたします。※上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の数値は、今後の様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。