鉄鋼関連事業の売上高は前年同期比64.54億円減の313.04億円、セグメント利益(営業利益)は同10.74億円減の42.44億円となった。需要の落ち込みにより主要製品である厚板の販売数量が減少した。コストについては、主原料である鉄スクラップ価格が前年同期を下回って推移したものの、電力を中心としたエネルギー価格の上昇、来年秋稼働予定の新電気炉を含む大型設備投資の工事に伴う一時操業休止等により上昇した。
レンタル事業の売上高は同0.01億円減の3.37億円、セグメント利益(営業利益)は同0.00億円減の0.32億円となった。厨房用グリスフィルターのレンタル枚数は増加したものの、広告看板の受注が減少した。
物流事業の売上高は同0.12億円増の2.87億円、セグメント利益(営業利益) は同0.12億円増の1.00億円となった。需要先の生産活動の回復により危険物倉庫の取扱量が増加した。
エンジニアリング事業の売上高は同1.45億円減の7.79億円、セグメント利益(営業利益)は同0.76億円減の0.17億円となった。金属加工の受注減少等により減収減益となった。
2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比11.4%減(前回予想比4.2%減)の676.00億円、営業利益が同19.3%減(同2.0%減)の99.00億円、経常利益が同20.5%減(同2.1%増)の98.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.9%減(同3.1%増)の67.00億円としている。また、通期業績が当初予想を上回る見通しとなったことから、期末配当予想を1株当たり3.00円増配の56.00円とすることを発表した。これにより年間配当金は、中間配当金30.00円と合わせて1株当たり86.00円となる予定。
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