淀川鋼、非開示だった今期経常は30％減益、未定だった配当は70円実施

　淀川製鋼所 <5451> が2月4日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.6％減の51.9億円に減った。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比29.8％減の69億円に減る見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比40.1％減の17億円に落ち込む計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は70円(前期は70円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比22.4％減の18.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の4.3％→3.4％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、鉄鋼市況の見通しが極めて不透明であることなどから2020年3月期の業績予想を未定としておりましたが、今般その見通しを得ましたのでお知らせいたします。　定性的情報につきましては、本日（2020年2月4日）公表の「2020年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)」3ページ「１．当四半期決算に関する定性的情報（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご参照ください。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題と認識し、業績に応じた配当のお支払いを安定的、継続的に実施することを基本方針としております。この方針に基づき、本日発表いたしました2020年3月期業績予想を踏まえ配当予想を行っております。