大和工、上期最終を一転赤字に下方修正、通期も減額

　大和工業 <5444> が6月19日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益を従来予想の50億円の黒字→10億円の赤字(前年同期は100億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の連結最終損益も従来予想の60億円の黒字→トントン(前期は147億円の黒字)に下方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　本日別途開示しております「連結子会社の会社分割及び新会社株式の譲渡並びに特別損失の発生に関するお知らせ」に記載のとおり、当社は、2020年６月19日付の取締役会決議に基づき、当社の連結子会社であるワイケー・スチールコーポレーション（以下「YK Steel」）が営む鉄鋼製品の製造販売事業（以下「棒鋼事業」）を会社分割（新設分割）により新設会社（以下「新会社」）に承継させ、YK Steelが有する新会社の株式の51.00%をDaehan Steel Co., Ltd.（以下「大韓製鋼社」）に譲渡すること（以下「本株式譲渡」。本新設分割と本株式譲渡を総称して「本取引」）とし、YK Steelは2020年６月19日付にて大韓製鋼社との間で株式譲渡契約を締結いたしました。　なお、分割期日は2020年９月１日（予定）、株式譲渡日は2020年９月８日（予定）となっており、本取引後のYK Steelの新会社への出資比率は49.00%となることから、同社は持分法適用関連会社となります。また、YK Steel、新会社とも決算日は12月31日であります。　これにより、本株式譲渡に係る特別損失約80億円の発生及び内部留保利益に係る繰延税金負債の取り崩しが見込まれております。　上記に加え、第２四半期（累計）連結業績予想につきましては、YK Steelの事業年度開始日である1月1日から本取引実行までの棒鋼事業の損益を反映することから、売上高76,000百万円（前回予想比6,000百万円増）、営業利益4,500百万円（前回予想据え置き）、経常利益8,000百万円（前回予想据え置き）、親会社株主に帰属する四半期純損失1,000百万円（前回予想は親会社株主に帰属する四半期純利益5,000百万円）にそれぞれ修正いたします。　また、通期連結業績予想につきましては、本取引後の新会社は持分法適用関連会社となることから、売上高115,000百万円（前回予想比15,000百万円減）、営業利益5,500百万円（前回予想据え置き）、経常利益10,500百万円（前回予想据え置き）、親会社株主に帰属する当期純利益0百万円（前回予想比6,000百万円減）にそれぞれ修正いたします。　なお、株式譲渡価額が、本株式譲渡の実行（クロージング）時点における新会社の資産及び負債の金額等により調整される予定であることから、特別損失の金額は概算値であります。　上記のとおり業績予想の修正を行いますが、2021年3月期の配当予想につきましては、2020年５月15日に公表いたしましたとおり、1株当たり年間80円（中間配当40円、期末配当40円）の予想を据え置いております。（注）業績予想につきましては、現時点で当社が入手可能な情報と合理的であると判断する一定の前提に基づいており、様々な不確定要素が内在しております。実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と大きく異なる可能性があります。