クニミネ工業が急反発、東証１部指定と記念配当を発表

　クニミネ工業<5388.T>が急反発している。２２日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、３月１５日付で東証２部から東証１部へ指定されることになったと発表しており、ＴＯＰＩＸ連動ファンドなどによる買い需要を先取りする形で買いが入っている。

　同社は、ベントナイト（特殊粘土鉱物）専門メーカー最大手。１８年３月期連結業績予想は、売上高１３５億３７００万円（前期比４．７％増）、経常利益１８億６２００万円（同８．４％増）を見込んでいる。

　また、東証１部指定を記念して従来２０円を予定していた期末一家配当で記念配当１７円５０銭を実施し、３７円５０銭にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。

　なお、同時に、公募による１０９万６０００株の自社株の処分と、１６万４０００株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しも発表した。これらに伴い調達した１０億７０００万円強については、いわき工場（福島県いわき市）における精製ベントナイト「クニピア」の製造設備に当てるとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）