ジオスター（5282）業績見直し買い強まり再び上値トライの値動き◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

業績見直し買い強まり再び上値トライの値動き

【事業内容】
　土木向けおよび建設向けコンクリート製品の大手で、道路トンネルや鉄道、上下水道、ダム、港湾、河川向けなどのRCセグメントはじめCPセグメントといった土木製品を幅広く手がける。付帯工事請負で公共投資の恩恵を享受、底堅い受注環境が継続。

【業績面】
　業績面においては8/6に第1Q決算を発表し、売上高は18.1％減収、営業利益は赤字転落となったが、中間期においては大型案件の売上計上見通しから上期業績を上方修正。9/4には通期計画も期初から売上高0.3％増、営業利益37.5％増に上方修正を行った。コロナ禍で止まっていた工事も再稼働の動きから今後は堅調に推移することが見込まれる。

【株価動向】
　株価は4/6に安値263円をつけて6月に一度200日移動平均線に迫る動きを見せたが、打ち返されて8/3に再び安値圏まで押し戻された。上記1Q決算が好感されて翌日の株価は急伸したが、ここでも戻り売り圧力が強く往って来いの動きとなっている。ただし、下値抵抗の強さから徐々に買い安心感が広がり、足元では調整一巡感から下値を切り上げる動き。8/7の上ヒゲ陰線による高値を奪回して上値を試す動きに変化している点は好材料。