3. 中長期成長イメージとESG経営
今後、中長期的にインバウンドやレジャーが復活することが想定される中、リソルホールディングス<5261>は、安心してレジャーが楽しめる、密を避けた「疎」を新たなサービスの切り口と考え新規事業の拡大を進めている。また、Withコロナ下でニューノーマル化が進むにつれ、企業は脱炭素など様々な面で環境や社会への貢献が求められており、これまで数々の実績を積み重ねてきた再生エネルギー事業は同社環境関連の本丸となり、グループのランドマーク施設である「Sport&Do Resort リソルの森」のブランディングと収益拡大が進みやすい環境となろう。ホテル運営事業やゴルフ運営事業でも新たな商品・サービスが開発され、こうしてグループが活況になるほど、福利厚生事業はグループシナジーの要としての位置付けがより強まると予想する。
同社は、長期方針の中で「人にやさしい」「社会にやさしい」「地球にやさしい」という「3つのやさしい」を、すべての事業を通じて実現することを目指してきた。そして現在、(1)「生きがい・絆・健康・くつろぎ」を実現し、(2)顧客、株主、取引先、従業員などすべてのステークホルダーとの友好関係を維持、(3)省エネや再生可能エネルギー、緑地保全、森林整備を推進するなど、事業を通じて「3つのやさしい」を実践している。その際、(1)は企業統治の前提となり、(2)は社会貢献、(3)は環境貢献そのものとなっている。これはまさにESGそのものであり、同社はESGそのものを事業としていると言うことができるのである。いずれにしろ同社の「3つのやさしい」は今、単なる経営理念を超え持続可能な開発目標(SDGs)として、具体的な成果をあげるステージに入ってきたといえよう。こうしたESGやSDGsに則した事業戦略が、同社の中長期成長を後押ししていくことになると予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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