「旅行」が16位にランクイン、リベンジ旅行需要に期待高まる<注目テーマ>
1 人工知能
2 パチンコ・パチスロ
3 チャットボット
4 半導体
5 インバウンド
6 防衛
7 パワー半導体
8 TOPIXコア30
9 鉄鋼
10 監視カメラ
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「旅行」が16位にランクインしている。
昨年3月に全国的に行動制限が緩和されたのに伴い、旅行需要が回復に向かっている。昨年10月には政府の観光促進策「全国旅行支援」がスタートしたことや、水際対策の緩和も寄与。世界的に新型コロナウイルス感染症による影響が落ち着きを取り戻すなか、ワクチン接種の有無にかかわらず入国時の隔離措置などを不要とする国が増えていることもあって、海外旅行などにも行きやすい環境となっている。
旅行会社大手のJTB(東京都品川区)が今年1月に発表した23年の旅行動向見通しでは、国内旅行者数は前年比8.6%増の2億6600万人とコロナ禍前の19年の91.2%に回復する見通し。また、海外旅行者数も同2.9倍の840万人と19年比で40.4%の水準に回復すると推計されている。
国内で旅行需要が高まっていることに加えて、コロナ禍前にインバウンド需要の主役を担っていた中国人観光客も今後回復が見込まれている。中国政府は6日、3年ぶりとなる海外団体旅行を解禁した。対象国はタイなど20カ国で日本は含まれなかったが、今後渡航制限の緩和が進み、早ければ花見シーズンに中国人観光客が回復するとみられている。
こうした、いわば「リベンジ旅行」需要の広がりとともに、足もとではいったん材料出尽くしの出た旅行関連銘柄も再騰に向かうことが期待されており、これがテーマとしての「旅行」の関心が高まっている背景にあるようだ。この日の関連銘柄の動きでは、目立った動きは少ないものの、ホテルや旅館などに宿泊予約システムを提供するtripla<5136.T>、クルーズ予約サイト運営のベストワンドットコム<6577.T>などが堅調。ビジネスホテルのABホテル<6565.T>や、「スパリゾートハワイアンズ」運営の常磐興産<9675.T>もしっかり。
出所:MINKABU PRESS
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