先読み作戦指令室＝日東化工：再上方修正期待高まる、鬼怒ゴムの人気化も刺激に

　日東化工に注目したい。

　高機能樹脂コンパウンドを中心に売上高が回復してきたことから、０９年１０月２７日に１０年３月期単体営業利益予想を従来の１０００万円から５５００万円（前期２億７８００万円の赤字）に上方修正している。しかし、第３四半期（０９年４－１２月）の同利益は４４００万円（前年同期８５００万円の赤字）を上げており、業績進ちょく率の高さや自動車向けゴムコンパウンドの改善から再上方修正の期待も高い。

　さらに、三菱化学が筆頭株主。三菱化学は三菱系化学業界再編成を進めている三菱ケミカルホールディングスの中核企業であり、日東化工にも再編成思惑が出そう。

　株価は６０－７０円を軸にしたもみ合いを上放れ、押し目買いリズムに転換、日足の一目均衡表の「雲」（抵抗帯）に続いて週足の「雲」抜けも見えてきた。なお、昨年来高値は０９年８月２８日の１０４円。

　同じように自動車向けゴム製品を手掛けている鬼怒川ゴム工業が全員参加型人気株になっていることも刺激となりそうだ。

　午前９時４８分現在の株価は前日比変わらずの７９円。



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［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社