2026年6月期の業績予想は、売上高5,002百万円(前期比34.3%増)、営業利益500百万円(同60.4%増)、経常利益502百万円(同59.6%増)、当期純利益400百万円(同20.5%増)を見込んでいる。売上面では、基本戦略として、前期に新規獲得した130社への提案活動を強化してリカーリング顧客化を図るとともに、既存のリカーリング顧客へはクロスセルをさらに推進し、業績見通しの達成を目指す。リカーリング顧客数は前期比44社増の184社を目標とし、特にスケールしやすい行動変容サービスと分析・可視化サービスを中心にクロスセルを推進する考えである。なお、リカーリング年間顧客単価は前期並みの23百万円を予想している。サービス別の売上高は、行動変容サービスが売上高2,601百万円(同47%増)、分析・可視化サービスが売上高1,533百万円(同29%増)、One to Oneサービスが売上高868百万円(同13%増)を見込んでいる。事業別予想値の公表はないが、引き続きリテールDX事業やリテールメディア事業の売上高けん引が予想されるほか、スマートシティ事業の体制整備に伴う成長や、成長過程のグローバル事業にも注視したい。
利益面では、リカーリング売上高の伸長に伴い、固定費的性格を持つ間接原価(システムインフラ費用や人件費等)の売上高比率が低下するため、営業利益率が高まることが期待される。営業利益率としては10.0%(同1.6ポイント増)を見込んでいる。なお、人材投資は引き続き積極的に行う一方、販管費の効率化を進める方針で、売上原価率60.3%、販管費率29.7%と、ともに前期水準からの改善を見込んでいる。当期純利益については、営業利益とともに最高益を更新し、ROE19%の達成を目指す。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一)
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