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2023/12/20 - トリプルアイ(5026) の関連ニュース。*13:01JST トリプルアイズ Research Memo(1):自動検温システムなどを手掛けるAIZE部門の業績が大きく下振れ■要約トリプルアイズ<5026>は、各種システム開発向け等の技術者派遣と画像認識分野を中心とするAIビジネスによって構成されるAIソリューション事業、企業研修・社員教育を行う研修事業、その他事業を展開している。AIソリューション事業はSI(システムインテグレーション)部門とAIZE部門から構成されている。SI部門は、企業等のシステム開発案件に関し、元請先となるSIer等への技術者派遣を中心にサービスを提供している。同社は、シ

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トリプルアイズ Research Memo(1):自動検温システムなどを手掛けるAIZE部門の業績が大きく下振れ

配信元:フィスコ
投稿:2023/12/20 13:01
*13:01JST トリプルアイズ Research Memo(1):自動検温システムなどを手掛けるAIZE部門の業績が大きく下振れ ■要約

トリプルアイズ<5026>は、各種システム開発向け等の技術者派遣と画像認識分野を中心とするAIビジネスによって構成されるAIソリューション事業、企業研修・社員教育を行う研修事業、その他事業を展開している。AIソリューション事業はSI(システムインテグレーション)部門とAIZE部門から構成されている。SI部門は、企業等のシステム開発案件に関し、元請先となるSIer等への技術者派遣を中心にサービスを提供している。同社は、システムの設計・開発からインフラ構築、運用・保守に至るまで一連のサービスをワンストップで提供できる体制を構築している。また、AI、ブロックチェーン、IoT等の研究開発成果を生かした最先端技術によるソリューションを提携先のSIerと協業して顧客に提案できるのも同社の特徴である。AIZE部門は、同社が自社開発したAIエンジンである画像認識プラットフォーム「AIZE」を用いて、様々な業種・業態にサービスを提供している。同社は、2014年8月に囲碁AIプロジェクトチームを発足してAIの研究開発に乗り出し、2019年3月にAIZEの提供を開始した。

1. 2023年8月期の業績概要
2023年8月期の連結業績は、売上高2,346百万円(前期比3.2%減)、営業損失269百万円(前期は133百万円の営業利益)、経常損失290百万円(同115百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は825百万円(同112百万円の当期純利益)となり、期初の2022年10月に発表した売上高2,601百万円、営業利益26百万円が2023年4月に売上高2,322百万円、営業損失211百万円に下方修正、2023年7月には売上高は2,322百万円で据え置かれたが、営業損失が274百万円へ再下方修正され、2度の下方修正を経ての着地となった。最初の下方修正時は新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)からの経済正常化の流れのなかで、自動検温システムや顔認証システムなどを中心としたAIZE部門の売上高が期初想定から大きく落ち込んだこと、また、それまで資産計上していたソフトウエア開発に関する費用を、研究開発費として販管費に計上することなどによる費用増加が主因であった。また、2度目の下方修正時は、(株)ゼロフィールドの全株式を取得し完全子会社化することに伴い、M&Aに伴う仲介手数料等を計上したことによる。当期純損失が大幅な赤字となっているのは、資本業務提携先の投資有価証券の減損を行ったことによる。主な部門別の業績としては、SI部門の売上高が1,720百万円(同2.8%減)、売上総利益が380百万円(同2.1%減)、AIZE部門の売上高が581百万円(同5.1%減)、売上総利益が173百万円(同38.4%減)で、AIZE部門の落ち込みが業績の足かせとなった。

2. 2024年8月期の業績見通し
2024年8月期の連結業績は、売上高4,045百万円(前期比72.4%増)、営業損失96百万円(前期は269百万円の営業損失)、経常損失は86百万円(同290百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は87百万円(同825百万円の当期純損失)と同社では見込んでいる。部門別に見ると、SI部門の売上高が1,872百万円(同8.8%増)、売上総利益が399百万円(同5.0%増)、AIZE部門の売上高が684百万円(同17.7%増)、売上総利益が211百万円(同22.0%増)と既存事業の業績回復を見込むことに加え、買収したゼロフィールドの新規連結効果が売上高では大きく、新たに設けられたGPU部門の売上高が1,447百万円、売上総利益が620百万円(決算期変更により前期との単純比較はできない)となっている。また、ゼロフィールド買収に伴うのれん償却費が発生するが、現時点でも監査が終わっておらず、同社では暫定値として年間償却費120百万円を、業績予想上の販管費に織り込んでいる。監査の結果、バランスシート上ののれん代及びのれん償却費が想定比で変動する可能性があり、2024年8月期以降の業績見通しに影響を与え得る点には留意が必要である。コロナ禍からの経済正常化に伴い、AIZE部門では成長の踊り場を迎えていると見られ、今後はゼロフィールドの業績動向及び中長期でどうシナジーを発揮するかが同社経営のカギとなるであろう。

3. 中長期成長戦略
経営基盤の安定を担うSI部門と成長を加速させるAIZE部門のシナジー効果を最大限に発揮し、既存IT企業とITベンチャー企業の優位性を併せ持つ独自の企業として市場にポジションを確立する方針である。中期的にSI部門、AIZE部門ともに営業活動を協働で行うパートナー企業の開拓を進める考えである。AIZEプロダクトを新規顧客との接触点となる商品として、SI部門によるシステム開発受注などAIソリューション事業を拡充する戦略である。同時に、ストック型ビジネスであるAIZEの導入を進め、課金ポイントとなるID数の増加を目指す。また、新たに設けられたGPU部門が今後の同社経営のカギを握ると見られるが、短期的には暗号資産用GPUマシンの販売動向が業績の変動要因となるものの、長期的にはゼロフィールドが持つ高性能GPUサーバーとトリプルアイズが持つ自社開発AIエンジンの融合がポイントとなるだろう。今後、生産と販売シナジー双方の数値化と成長戦略の開示が待たれる。

■Key Points
・ SIと自社の画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」を展開。GPUマシンを手掛けるゼロフィールドも完全子会社化
・2023年8月期はAIZE部門の下振れ、投資有価証券の減損などにより2度の下方修正を経て、大幅な当期純損失を計上
・2024年8月期は既存事業の回復に加え、買収したゼロフィールドの業績寄与から赤字幅の縮小を見込む

(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)

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配信元: フィスコ

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