トリプルアイ、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で58％の赤字

　トリプルアイズ <5026> [東証Ｇ] が7月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年8月期の連結最終損益を従来予想の5億8300万円の赤字→6億6800万円の赤字(前期は1億1200万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を57.7％毀損する規模となった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億8200万円の赤字→2億6700万円の赤字(前年同期は2800万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　業績予想修正の理由　本日発表の「株式会社ゼロフィールドの株式の取得（子会社化）に関するお知らせ」に記載のとおり、中長期的な企業価値向上のために当社は株式会社ゼロフィールドの全株式を取得し子会社化することを決議いたしました。これにより、2023年８月期連結決算において、M&Aに伴う仲介手数料等を販売費及び一般管理費に、また借入に伴う手数料等の発生が見込まれる事から営業外費用に、それぞれ一過性の費用を先行計上する見込みとなりました。　なお、株式会社ゼロフィールドの株式取得日は2023年９月１日を予定しており、同社が2024年８月期より連結対象となることを含めた当社グループの業績見通しにつきましては現在精査中であり、2023年８月期通期の決算発表時に公表する予定です。販売費及び一般管理費の計上について　前項に記載の通り、2023年８月期連結決算において、M&Aに伴う仲介手数料58百万円を販売費及び一般管理費に計上いたします。業績予想に与える影響につきましては、前項に記載の通りです。　なお、上記の業績予想は、現時点において入手可能な情報や予測等に基づくものであり、実際の業績は 今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。