反発。10日の取引終了後、25年2月期第1四半期の決算を発表した。売上高が前年同期比5.6%増の27億1700万円、経常損益が1億7500万円の黒字(前年同期は700万円の赤字)に浮上したことが好感されている。直営店を2店舗閉店し、人員配置の適正化や生産性の向上、本社費用の削減に引き続き取り組むとともに、既存店舗の改修・修繕工事及び業態開発などに取り組んだことで収益構造が改善し、大幅な業績向上を達成したという。
<4978> リプロセル 141 +3
乱高下。再生医療グレードiPSエクソソームについて、JTBが総代理店となり、iPSエクソソームを使用する医療機関・クリニックへ日本健康開発財団を通じて販売を開始すると発表した。これを材料視して急騰したが、戻り売りも出て乱高下している。エクソソームは細胞から分泌される直径50-150nm(ナノメートル)の顆粒状の物質で、現在脂肪・臍帯・歯髄由来の幹細胞から分泌されたエクソソームが美容用途として広く流通しており、世界市場規模の年平均成長率は30%で推移すると予想されている。
<9245> リベロ 1665 +67
大幅反発。10日の取引終了後、24年6月度月次売上高(速報)および主要KPIを発表し、好材料視されている。6月の月次売上高は前年同月比139.0%の3.29億円と堅調推移が続いている。また、6月の転貸戸数は前年同月比124.3%の2045戸となっている。
<7049> 識学 561 +64
年初来高値更新。10日の取引終了後、25年2月期第1四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比11.2%増の13億円3000万円、経常損益は1億1000万円の黒字(前年同期は1億4700万円の赤字)に浮上し、好材料視されている。24年4月より識学基本サービスの新規契約金額を月額20万円から月額30万円に値上げを実施した結果、識学基本サービス契約社数は横ばいだが売上は増加、広告宣伝費・マーケティング費を中心にコスト削減を実施したことも奏功した。
<9560> プログリット 1257 +195
急騰。10日の取引終了後、24年8月期第3四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比49.2%増の31億7900万円、営業利益は同69.8%増の7億4400万円と大幅に増収増益となり、好感されている。第4四半期において、認知拡大に向けたマーケティング活動へ積極的な投資を計画しているが、その上で通期業績予想を超過する見通しとした。個人や企業の英語コーチング市場の拡大が追い風となっている。併せて、配当方針の変更と、従来無配としていた期末一括配当13円(見込み)を実施するとした。
<4890> 坪田ラボ 498 +24
年初来高値更新、一時ストップ高。9日、「パーキンソン病」に対するTLG-005(バイオレットライトメガネ)の安全性と有効性を評価した特定臨床研究結果及び「うつ病」に対するTLG-005の安全性と有効性を評価した特定臨床研究結果について発表し、10日ストップ高をつけていたが、引き続き材料視されているようだ。両研究において重篤な有害事象は認められず、有効性を示す結果が得られたとしている。この結果を受けて、同社は引き続き研究及び事業開発に取り組んでいく。 <ST>
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