互応化学、非開示だった今期経常は25％減益、未定だった配当は5円減配

　互応化学工業 <4962> [東証２] が11月2日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比25.1％減の3.5億円に減る見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比0.6％増の1.7億円とほぼ横ばい見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は30円(前期は35円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が業績に与える影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。2021年３月期第２四半期累計期間の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により前年同期比で売上高は大幅な減少となりますが、各利益につきましては経費節減に努めた結果、微増となる見込みです。通期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は徐々に希薄化されるものの、繊維関連などの分野においては引き続き低調な推移となる見通しであり、経費面においても増加を見込んでいることなどから、前期実績対比では減収減益を予想しております。

　当社は、株主の皆さまへの安定した配当の維持と継続を基本としつつ、設備投資及び研究開発投資などのための内部留保を充実することにより、将来にわたり成長を続け、株主の皆さまへの利益につなげていくことを基本方針としております。2021年３月期の配当予想につきましては、業績予想を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、上記連結業績予想を踏まえ総合的に勘案した結果、１株当たり30円とさせていただく予定であります。（注）上記の業績予想及び配当予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。今後、業績予想及び配当予想の修正が必要と判断される状況となった場合には、速やかに開示いたします。