長谷川香料、今期経常を8％上方修正

　長谷川香料 <4958> [東証Ｐ] が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の連結経常利益は前年同期比8.6％減の63.9億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の74.5億円→80.5億円(前期は90.7億円)に8.1％上方修正し、減益率が17.9％減→11.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の37.2億円→43.2億円(前年同期は48億円)に16.1％増額し、減益率が22.6％減→10.1％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.3％減の26.6億円となり、売上営業利益率は前年同期の14.5％→14.0％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、概ね想定通り推移しており、2022年11月11日に公表いたしました通期業績予想から変更はありません。利益につきましては、2023年９月期第３四半期累計期間において、売上構成の変化により売上原価率が想定よりも改善したこと、また、販売費及び一般管理費が想定を下回って推移したことから、営業利益、経常利益、当期純利益の通期業績予想を上方修正いたしました。（注）上記業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。