<動意株・14日>(大引け)=タムロン、鈴木、イグニスなど
鈴木<6785.T>=ストップ高。同社は13日取引終了後に、18年6月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益見通しは従来の17億7100万円から20億5500万円(前期比19.0%増)に引き上げた。売上高予想も258億400万円から269億5300万円(同13.6%増)に増額修正。スマートフォン向けコネクター部品が中国などで想定を上回って推移していることや、自動車電装向け部品が堅調なことが主な押し上げ要因だとしている。
イグニス<3689.T>=大幅高。同社が13日取引終了後に発表した18年9月期第1四半期(17年10~12月)の決算説明資料に、VR(仮想現実)事業で大型プロジェクト開発中と記載。今月下旬に情報公開する予定だとしており、期待感が高まるかたちとなっているようだ。なお、第1四半期の連結決算は、売上高が12億8900万円(前年同期比9.0%減)、営業損益は2億4700万円の赤字(前年同期は1億4800万円の黒字)となった。RPG「ぼくとドラゴン」の新規ユーザー獲得が鈍化したほか、オンライン恋愛・婚活サービス「with」のプロモーション強化により広告宣伝費が増加したことなどが影響した。
東海カーボン<5301.T>=続急伸。同社が13日取引終了後に発表した18年12月期の連結業績予想は、売上高が1740億円(前期比63.8%増)、営業利益は430億円(同3.7倍)、最終利益は300億円(同2.5倍)と高い伸びを見込んでいる。黒鉛電極の需給改善で販売価格の値上がりが寄与する見通し。また、好業績を背景に年間配当を前期の12円から24円に一気に12円も増配することを発表、これを材料視する形で投資資金を引き寄せている。
ハーバー研究所<4925.T>=ストップ高。同社は13日取引終了後に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は15億500万円(前年同期比45.8%増)となり、通期計画19億円に対する進捗率は79.2%に達した。売上高は129億2000万円(同12.7%増)で着地した。広告戦略の最適化などが奏功し、新規顧客が順調に増加。品目別では基礎化粧品の売り上げが大きく伸びたほか、メイクアップ化粧品、トイレタリー、栄養補助食品・雑貨なども堅調だった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
日本製鋼所<5631.T>=一時ストップ高。同社は13日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、営業利益を180億円から200億円(前期比62.1%増)へ、最終損益を110億円から135億円(前期49億6800万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。売上高は2100億円(前期比1.2%減)で据え置いたが、足もとでクラッド鋼管が伸長して素形材・エネルギー事業の営業損失が縮小していることに加えて、樹脂製造・加工機械および成形機の増加で産業機械事業が好調に推移していることが利益を押し上げるという。また、昨年11月に創立110周年を迎えたことを記念して、期末に記念配当2円50銭を実施するとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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