<動意株・8日>(前引け)=ファンケル、シグマクシス、アイピーエス
シグマクシス<6088.T>=上値指向強め6営業日続伸。同社が7日取引終了後に発表した20年3月期決算は営業利益が前の期比74%増の22億1100万円と大幅な伸びを達成した。クラウドサービスの大型受注獲得やコールセンター案件などが収益に寄与した。配当は従来計画に2円増額した22円(前の期比実績は18円)とする。また、21年3月期も22円配を継続する計画(21年3月期業績見通しについては非開示)。好決算を材料視する買いを呼び込む形となり、テクニカル的にも75日移動平均線をブレークし上昇トレンド入りを示唆している。
アイ・ピー・エス<4390.T>=マドを開け急伸。7日取引終了後、オーストラリア最大手通信事業者Telstra社の海外部門子会社が保有する海底ケーブルの一部の使用権(香港-フィリピン間、フィリピン-シンガポール間)を取得することで合意したと発表しており、これを好感する買いが向かった。同社は関係各国の通信事業者と提携して、今年7月中に、香港―フィリピン―シンガポールの海底ケーブルを使って、フィリピンのケーブルテレビ事業者などに対して国際回線のリースや国際通信サービスを廉価で提供する予定という。これにより、これまでPLDT社とGlobe Telecomのみが保有していた海底ケーブルの権利を取得して、フィリピンと海外を結ぶ国際通信回線の運用に参入する計画としている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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