高砂香、前期経常を一転39％増益に上方修正・5期ぶり最高益、配当も20円増額

　高砂香料工業 <4914> [東証Ｐ] が4月28日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の72億円→101億円(前の期は72.8億円)に40.3％上方修正し、一転して38.7％増益を見込み、一気に5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の15.1億円→44.1億円(前年同期は38.7億円)に2.9倍増額し、一転して13.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の50円→70円(前の期は55円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想につきましては、売上高では、前回予想と概ね同水準となる見込みとなりました。営業利益では、当社の利益改善が想定よりも進んだこと等により、前回予想を上回る見込みとなりました。経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益では、当社の業績が想定を上回った他、為替相場の変動により、為替差益の計上等もあり、前回予想を上回る見込みとなりました。

　当社は、利益配分につきましては、安定配当の継続、並びに業績水準を勘案した配当を実施することを基本方針としております。当期の期末配当予想につきましては、通期の連結業績予想を上方修正することに伴い、上記方針を踏まえ、１株当たり45円に修正いたします。これにより、年間の配当予想は、１株当たり20円増額の70円となります。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。