■東映アニメ <4816> 2,405円 (+85円、+3.7%)
東映アニメーション <4816> [東証S]が4日ぶり大幅反発。SBI証券が前週末24日、東映アニメの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。東映アニメによる25年3月期の業績予想は保守的だと指摘。前期にあった一過性費用の影響が一巡するなか、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が好調に推移したことに伴う興行収入などの効果が今期の上期を中心に現れる見込みだとしたうえで、「ドラゴンボール」関連の商材が収益に貢献すると想定する。直近で同社株が下落したこともあって、投資評価を見直した。目標株価は3700円(従来は3822円)としている。
■オルガノ <6368> 8,660円 (+280円、+3.3%)
オルガノ <6368> [東証P]が大幅高で3日続伸。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を9200円から9600円に引き上げた。総合水処理エンジニアリング企業である同社の24年3月期の連結営業利益は前の期比48.2%増の225億4400万円で着地。電子産業や一般産業分野などの増収に加え、各プロジェクトの利益率改善やソリューション事業の好調などが寄与した。25年3月期の同利益は前期比2.0%増の230億円の予想。水処理エンジニアリングの受注高は、国内で先端半導体向け大型案件の受注を計画しているほか、海外も台湾や中国などで高水準を想定している。各国が経済安全保障の観点から半導体産業支援を強化していることも追い風で、同証券では今期同利益は240億円への上振れを予想している。
■ブロドリーフ <3673> 509円 (+15円、+3.0%)
ブロードリーフ <3673> [東証P]が大幅高で3日続伸。前週末24日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、光通信 <9435> [東証P]グループの光通信とその共同保有者による株式保有割合が22.62%から23.74%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。なお保有目的は純投資で、報告義務発生日は5月17日としている。
■天馬 <7958> 2,409円 (+60円、+2.6%)
天馬 <7958> [東証P]が3日続伸。前週末24日の取引終了後、中期経営計画を策定したと発表。27年3月期に売上高を1070億円(25年3月期見通しは1000億円)、営業利益を47億円(同22億円)に伸ばす目標を掲げ、評価されたようだ。オフィス機器分野では中国から東南アジアへの生産シフトの流れに対応しつつ、車両事業への投資を加速。家電分野での生産能力の拡張にも取り組む。
■大和冷 <6459> 1,454円 (+27円、+1.9%)
大和冷機工業 <6459> [東証P]が反発。27日午前中、大阪配送センターが竣工したと発表しており、好材料視された。同センターは、近畿圏の納期短縮、物流コスト削減を図るとともに、より一層の顧客満足度向上を推進するため、大阪に物流ターミナルとして設置する。なお、24年12月期業績への影響は軽微としている。
■日東電 <6988> 12,305円 (+200円、+1.7%)
日東電工 <6988> [東証P]が反発。前週末24日の取引終了後、9月30日を基準日として1対5の株式分割を実施すると発表。これが好感された。
■明星工 <1976> 1,341円 (+21円、+1.6%)
明星工業 <1976> [東証P]が反発。前週末24日の取引終了後、27年3月期に営業利益84億円(25年3月期予想72億円)を目指す中期経営計画を発表したことが好感された。既存事業の深化・進化と持続的な成長戦略により経営基盤を強化するとしており、グローバル市場の拡大や断熱事業に次ぐ事業領域の育成、M&Aの活用などを重点施策に挙げている。
■アドテスト <6857> 5,669円 (+78円、+1.4%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が反発。そのほか、ディスコ <6146> [東証P]など半導体製造装置の主力銘柄が高かった。前週末の米国株市場ではハイテク株中心に買い気の強い地合いとなり、ナスダック総合株価指数が最高値を更新したが、特に半導体関連株への投資資金流入が顕著でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値更新となった。中核銘柄のエヌビディア
■丸一管 <5463> 3,798円 (+47円、+1.3%)
丸一鋼管 <5463> [東証P]が反発。前週末24日の取引終了後、山口県下関市にステンレス鋼管の新工場を建設すると発表したことが好感された。投資額は480億円の予定で、27年以降に稼働を予定。なお、25年3月期業績への影響は軽微としている。
■堀場製 <6856> 13,155円 (+160円、+1.2%)
堀場製作所 <6856> [東証P]が反発。前週末24日の取引終了後、自社株29万9500株(発行済み株数の0.70%)を6月5日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は4223万3255株となる。
■ファンコミ <2461> 413円 (+5円、+1.2%)
ファンコミュニケーションズ <2461> [東証P]が反発。前週末24日の取引終了後、インフルエンサーマーケティング事業を展開するWAND(東京都中央区)の全株式を5月31日の予定で取得し子会社化すると発表したことが好感された。ファンコミのアフィリエイト広告サービス「A8.net」の多くの広告主の広告在庫とWANDが抱える多くのインフルエンサーとをつなぎ合わせた広告ネットワークを構築。それにより更なる顧客満足度の向上や安定した広告在庫の提供によるインフルエンサーの活性化を推進し、グループの成長戦略を一層加速するのが狙い。なお、同件による業績に与える影響は精査中としている。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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