Ｍスター、非開示だった今期経常は9％増で12期連続最高益、未定だった配当は1円増配

　モーニングスター <4765> が3月16日昼(12:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった22年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比9.0％増の23.5億円を見込み、12期連続で過去最高益を更新する見通しと発表した。

　業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は17円(前期は16円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　アセットマネジメント事業は、公募のインデックスファンドの運用残高、並びに地域金融機関の有価証券運用の高度化を支援する私募投信の運用残高の大幅な拡大に伴う信託報酬の増加により、大幅な増収・増益となる見込です。また、ファイナンシャル・サービス事業は、タブレットアプリの提供台数の増加やオンラインコンテンツの提供社数の拡大によりファンドデータの売上高が増加し、セミナーとWEB 広告等のメディアソリューションの売上も回復する見込です。以上の要因から、現時点で、売上高と全ての利益項目が過去最高となる見込です。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と認識しており、株主の皆様に対する安定的かつ適正な利益還元を目指すとともに、内部留保による競争力・収益力の向上に向けた事業投資を行うため、連結業績を総合的に勘案した上で配当を実施することを基本方針としております。本日開示いたしました「2022 年3 月期の業績予想（増収増益、最高益）に関するお知らせ」に記載のとおり、2022 年3 月期の連結業績は、売上高は10 期連続の増収、3 期連続で過去最高の売上となり、経常利益は13 期連続の増益、11 期連続の過去最高益となる見込です。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、13 期連続の増益、9 期連続の過去最高益を更新する見込です。当期の業績見込に基づき、継続して株主の皆様により高い利益還元を行なうため、前期比で1 円00銭の増配とすることを決定いたしました。