決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … トヨタ、東電ＨＤ、ＪＲ西日本 (11月1日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の10月31日から1日の決算発表を経て2日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　花王 <4452>
　22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比28.9％減の583億円に減り、通期計画の1110億円に対する進捗率は52.5％にとどまり、5年平均の68.6％も下回った。

▲No.2　ＣＴＣ <4739>
　23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比14.9％減の119億円に減り、通期計画の380億円に対する進捗率は31.5％となり、5年平均の33.8％とほぼ同水準だった。

▲No.3　住友化 <4005>
　23年3月期の連結最終利益を従来予想の1250億円→1050億円(前期は1621億円)に16.0％下方修正し、減益率が22.9％減→35.2％減に拡大する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4452> 花王 　　　　　東Ｐ　　 -8.52 　 11/ 1　　　3Q　　　-25.03
<4739> ＣＴＣ 　　　　東Ｐ　　 -7.10 　 11/ 1　　上期　　　-14.77
<4005> 住友化 　　　　東Ｐ　　 -6.59 　 11/ 1　　上期　　　-13.63
<4091> 日本酸素ＨＤ 　東Ｐ　　 -6.28 　 11/ 1　　上期　　　 10.25
<9501> 東電ＨＤ 　　　東Ｐ　　 -5.98 　 11/ 1　　上期　　　　赤転

<6718> アイホン 　　　東Ｐ　　 -5.60 　 11/ 1　　上期　　　-50.86
<6727> ワコム 　　　　東Ｐ　　 -5.41 　 11/ 1　　上期　　　-45.14
<3632> グリー 　　　　東Ｐ　　 -4.78 　 11/ 1　　　1Q　　　 46.27
<4042> 東ソー 　　　　東Ｐ　　 -4.20 　 11/ 1　　上期　　　 -6.24
<7962> キングジム 　　東Ｐ　　 -4.05 　 11/ 1　　　1Q　　　-90.31

<8174> 日ガス 　　　　東Ｐ　　 -4.03 　 11/ 1　　上期　　　 19.56
<6151> 日東工器 　　　東Ｐ　　 -3.99 　 11/ 1　　上期　　　 12.07
<9142> ＪＲ九州 　　　東Ｐ　　 -3.54 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<7203> トヨタ 　　　　東Ｐ　　 -2.18 　 11/ 1　　上期　　　-14.45
<3371> ソフトクリエ 　東Ｐ　　 -2.06 　 11/ 1　　上期　　　 -0.51

<6809> ＴＯＡ 　　　　東Ｐ　　 -2.05 　 11/ 1　　上期　　　-44.53
<9021> ＪＲ西日本 　　東Ｐ　　 -1.88 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<8255> アクシアル 　　東Ｐ　　 -1.62 　 11/ 1　　上期　　　 -8.33
<8056> ビプロジー 　　東Ｐ　　 -1.56 　 11/ 1　　上期　　　　7.05
<9511> 沖縄電 　　　　東Ｐ　　 -1.55 　 11/ 1　　上期　　　　赤転

<8081> カナデン 　　　東Ｐ　　 -1.12 　 11/ 1　　上期　　　 83.98
<7981> タカラスタ 　　東Ｐ　　 -1.02 　 11/ 1　　上期　　　-19.91
<4044> セ硝子 　　　　東Ｐ　　 -0.57 　 11/ 1　　上期　　　156.77
<6963> ローム 　　　　東Ｐ　　 -0.10 　 11/ 1　　上期　　　 87.29

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした2日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース