ベル２４ＨＤが年初来高値、コールセンター向けＡＩをＣＴＣと共同開発と報じられる◇

　ベルシステム２４ホールディングス<6183.T>が年初来高値を更新。きょう付の日経産業新聞で「米ＩＢＭの人工知能（ＡＩ）『ワトソン』を活用し、コールセンターへの問い合わせをＡＩが自動で聞き取ったり、会話しながら案内するシステムを開発した」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。

　記事によると、伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>と共同で、「ベルクラウドＡＩ・フォー・ＩＶＲ」を開発。顧客がコールセンターに電話すると、「どのようなお問い合わせでしょうか」と自動で応答。顧客が問い合わせたいことを口頭で説明すると、音声認識エンジンが文章に変換し、その文章をワトソンが解析して、どのような問い合わせ内容か判定し、該当する案内やオペレーターに振り分ける仕組みだという。なお、自動音声応答システム（ＩＶＲ）をＡＩで高度化するのは国内では初めての試みで、まず自社のコールセンターに月内に導入するとしている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）