通信関連の売上高は前期比14.5%減の195.75億円、売上総利益は同4.2%増の33.43億円となった。ソフトバンク(株)向けのベンダーマネジメント案件を高付加価値な領域へシフトしたことにより減収となったが、効率化が進み利益率が改善したことで増益となった。
エンタープライズ関連の売上高は前期比4.7%増の303.58億円、売上総利益は同11.1%増の79.29億円となった。製造業向けのクラウド構築案件が増加したほか、自社サービスのマネージドセキュリティサービスが順調に進捗したことにより増収増益となり利益率も改善した。
公共関連の売上高は前期比29.2%増の132.23億円、売上総利益は同16.8%増の13.15億円となった。農林水産省向けの電子申請基盤の追加開発及び運用案件やデジタル地図案件、次期自治体情報セキュリティクラウドの運用が開始し増収となったものの、次期自治体情報セキュリティクラウドに関する追加引当コストが発生したことにより売上総利益の増加は緩やかとなった。
個人関連の売上高は前期同額の40.70億円、売上総利益は前期比4.2%増の26.06億円となった。ECサイト運営代行において(株)ノートンライフロックとの契約変更の影響があったものの、連結子会社であるフォントワークス(株)の大型案件獲得により増益となった。
2024年3月期の連結業績予想については、売上高69,000百万円、営業利益6,400百万円、経常利益6,350百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,950百万円を見込んでいる。一株当たり配当金予想については、第2四半期末と期末に、それぞれ30円、年間合計60円を予想している。
<SI>
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