大幅反発。前日に23年3月期の業績上方修正を発表している。ジレニアの仲裁判断を踏まえ、仲裁手続き中のロイヤリティを第4四半期に一括認識するとし、コア営業利益計画を2000億円から3260億円に増額している。今回の過去受領分の一括認識は一過性のものではあるが、その水準は想定以上との見方が優勢のもようで、ポジティブな反応が強まる形に。
トレンド<4704>:6480円(+200円)
切り返して反発。前日に22年12月期の決算を発表、営業利益は313億円で前期比28.2%減益となり、市場コンセンサスを50億円程度下振れる着地になっている。人件費増加などにより会社計画も下回る結果に。一方、23年12月期は348億円で同11.0%増を見込む。発行済み株式数の3.74%に当たる520万株、250億円を上限とする自社株買いを発表したことも好感されている。
買取王国<3181>:1916円(+321円)
一時ストップ高。前日に23年2月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の2.7億円から3.8億円、前期比94.9%増にまで引き上げ。リユース市場の活況が続いており、売上が想定以上に拡大のもよう。年間配当金も従来計画の14円から16円に引き上げ、前期比9円の増配となる。第3四半期までの状況から業績上振れ期待は高かったとみられるが、1月に配当計画を示したばかりでもあり、一段の増配はインパクトに。
ADWAYS<2489>:627円 カ -
買い気配。発行済み株式数の13.57%に当たる570万株、20億円を上限とする自社株買いの実施を発表している。取得期間は2月17日から7月31日まで。株主還元及び、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを取得目的としている。高水準の自社株買いが当面の需給面での下支えにつながるとの期待が先行している。なお、同社の自社株買いは21年12月から22年5月にかけて239万株を取得して以来。
ブリヂス<5108>:5121円(+185円)
続伸。前日に22年12月期の決算を発表している。営業利益は4413億円で前期比17.1%増益、市場想定を40億円程度の上振れに。一方、23年12月期の調整後営業利益は5100億円で同5.7%増の見通し。各エリア、各商品ともに販売本数の増加を見込んでいる。年間配当金は前期比25円増の200円を計画。今期の増益ガイダンス並びに増配計画を受けて買い安心感が先行する状況になっているもよう。
ADWAYS<2489>:647円 カ -
ストップ高買い気配。570万株(20億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数に対する割合は13.57%。取得期間は17日から7月31日まで。株主還元に加え、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。アドウェイズ株は14日に直近高値(577円)を付けた後は軟調に推移していたため、自社株買い発表を機に押し目買いも入っているようだ。
Ine<4933>:3850円(+350円)
昨年来高値。25年12月期の営業利益目標を71.50億円(22年12月期実績は32.35億円)とする中期経営計画を発表している。営業利益率は9.2%(22年12月期)から13.0%(25年12月期)に向上させる。ヘアケア系・美容家電の継続的な成長を実現させる。また、新規ブランド開発でスキンケアなどを拡大させるほか、中国事業に加え、その他のエリアを開拓してグローバルの展開の加速を目指すとしている。
セキュア<4264>:1127円 カ -
ストップ高買い気配。AIを活用した店舗ソリューションを開発・提供する米シリコンバレーのスタートアップ企業AiFiと無人店舗ソリューションの展開に向けて業務提携したと発表している。自社で未来型無人化店舗の「SECURE AI STORE LAB」を運営してきたが、提携で事業化に向けたスピードを加速させる。AiFiは独自のAIセンサーとカメラネットワークベースのシステムを持ち、米国で60店舗以上の無人店舗を展開している。 <ST>
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