これまでの業績を振り返ると、売上高はコアとなる継続受託施設を軸として安定推移してきた。逆の見方をすれば、成長性に欠けるとの評価もできるが、この数年はトップラインの伸びよりも収益性の改善に注力してきたことや、そもそも労働集約的な事業特性であることから社内リソースの制約を受けてきたことも、その要因として考えられる。利益面では、2017年3月期に新規受注業務への先行費用などにより営業損失を計上したものの、その後は収益体質の強化に取り組み、着実な利益成長を実現してきた。特に2021年3月期に収益化が遅れていた介護サービス事業から撤退すると、丸ビルの警備業務を開始した2022年3月期には上場以降、過去最高水準の営業利益となり、営業利益率も3.8%の水準にまで引き上がった。2023年3月期はM&Aなどに係る先行費用により一旦減益となったが、2024年3月期は内装工事を手掛ける友和商工の連結効果等により大幅な増益を実現した。2025年3月期は人的資本投資や原価上昇等により利益率はやや停滞したものの、増収による収益の底上げにより高い利益水準を確保した。
財政状態を見ると、総資産は2022年3月期まで大きな変動なく推移してきた。一方、自己資本は内部留保を着実に積み増してきたことから自己資本比率は上昇傾向をたどってきた。なお、2023年3月期に総資産が拡大した一方、自己資本比率が低下したのは、友和商工を連結化したことによる。もっとも、自己資本比率は約45%の水準を確保するとともに、M&Aに係るのれん計上額も122百万円(2024年3月末時点)に留まることから、財務の安全性に懸念はない。また、資本効率を示すROEについては、ほぼ営業利益率と連動して改善傾向をたどり、2022年3月期には10%近くの水準に到達した。2023年3月期は先行費用により減益となったことでROEも低下したが、2024年3月期は営業利益率の改善と有価証券売却益(一過性要因)が重なり12.4%に大きく上昇した。2025年3月期は一過性要因のはく落や原価増により8.8%の水準に落ち着いた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HN>
この銘柄の最新ニュース
RSCのニュース一覧- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … トヨコー、プレイド、フリー (2月12日発表分) 2026/02/13
- 「機構改革」および「役員・執行役員委嘱事項の変更」ならびに「部長級人事」に関するお知らせ 2026/02/12
- RSC、4-12月期(3Q累計)経常は51%減益で着地 2026/02/12
- 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 2026/02/12
- [PTS]ナイトタイムセッション17時30分時点 上昇111銘柄・下落109銘柄(東証終値比) 2026/01/27
マーケットニュース
- シカゴ日経平均先物 大取終値比 610円高 (2月13日) (02/14)
- 今週の【早わかり株式市況】続伸、自民大勝でリスクオン加速し一時5万8000円台 (02/14)
- 米国市場データ NYダウは48ドル高と3日ぶりに反発 (2月13日) (02/14)
- ダウ平均は小反発 米CPIはインフレの落ち着きを示す内容=米国株概況 (02/14)
おすすめ条件でスクリーニング
アール・エス・シーの取引履歴を振り返りませんか?
アール・エス・シーの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。