＜前場の注目銘柄＞＝日特塗料、今期一段の上振れへ

　日本特殊塗料<4619.T>は高値もち合い上放れが近い。

　防錆塗料や吸・遮音材、制振材など自動車関連製品が大きく伸び、生産効率化や原価低減効果も表面化。今１５年３月期第２四半期は連結経常利益１６億４２００万円（前年同期比２０．３％増）と計画を超過達成した。通期は前回予想の２４億円を２８億円（前期比１５．９％減）へ引き上げたが、第２四半期までの進捗状況と円安が進行している現状から判断して、一段の上振れが観測されている。

　増設中の中国武漢の自動車関連設備が１５年春にも立ち上がることから、来期以降の見通しも明るく、ＰＥＲ８倍台の株価には強い割安感が働く。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）