<動意株・13日>(前引け)=巴工業、ナレルG、ステムリム
ナレルグループ<9163.T>=底値圏離脱が鮮明。12日の取引終了後、24年10月期第2四半期累計(23年11月~24年4月)の連結決算を発表した。売上収益は前年同期比22.9%増の102億200万円、最終利益は同27.9%増の9億2300万円となった。大幅な増収増益でかつ、計画を上回って着地する形となり、好感されたようだ。同社は技術者派遣を展開する。契約単価が上昇したほか、効率的な人員配置も奏功。技術者の待遇改善や採用費の積極投下による影響を補って、大幅な増益につなげた。
ステムリム<4599.T>=大幅高で3日続伸。12日の取引終了後に発表した24年7月期第3四半期累計(23年8月~24年4月)の単体決算は、最終損益が15億1900万円の赤字(前年同期は7億8000万円の黒字)となった。2~4月期も赤字に転落したが、市場では想定の範囲内との受け止めもあるようだ。直近でバイオ関連株が急騰する事例が相次ぐなか、ステムリムに対しては6月10日に年初来安値をつけていたこともあって、値頃感が意識された。バイオ関連株に着目する短期資金の流入先となり、株高に弾みがついたとみられている。
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出所:MINKABU PRESS
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