<動意株・26日>(大引け)=小野薬品、エンカレッジ、アキュセラなど
エンカレッジ・テクノロ<3682.T>=後場一段高。同社は午後1時ごろ、電算<3640.T>と自治体など公共機関向け事業で協業することで合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。現在、全ての自治体では、「強靭性向上モデル」といわれるサイバー攻撃への抜本的対策の実現に向けた対応を迫られているが、両社は共同で最適なファイル無害化ソリューションを提供し、各自治体の強靭性向上モデルへの対応を支援することを目指すという。
アキュセラ<4589.T>=一時ストップ高。ドライ型加齢黄斑変性治療薬候補「エミクススタト塩酸塩」は臨床第2b/3相試験で有効性が示されず、株価は5月末に暴落したが、同時にSBIグループが大量の買いを入れ、保有株比率は30%を超す大株主となっている。足もとでは、バイオ関連株に見直し買いが流入しているほか、9月末の中間期末が接近しSBIグループにとってアキュセラは上げ賛成の状態にあるだけに、市場には株高思惑が膨らんでいる様子だ。
ニチレイ<2871.T>=大幅高で4日続伸。大和証券は23日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は900円から1300円に見直した。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は74億円(前年同期比67%増)と予想を上回る伸びとなった。冷凍チャーハンを中心に家庭用調理食品の販売が好調だったほか、海外事業の収益改善が寄与した。1円の円高が営業利益を4億円程度押し上げる円高メリット銘柄であることも注目されている。同証券では17年3月期の連結営業利益は前期比23%増の265億円(会社予想217億円)と大幅な増額修正を予想。18年3月期は同290億円への連続増益を見込んでいる。
六甲バター<2266.T>=大幅上昇で8日続伸。上場来高値を連日更新と異彩の上昇。同社は消費者から高水準の需要があるベビーチーズの最大手、年末に向けて需要の盛り上がりが期待されるチーズ関連銘柄として投機資金の攻勢が続いている。一部調査機関によると2015年度のチーズ市場は数量ベースで前期比7.5%増と拡大が顕著となっており、2016年度以降も拡大が期待される状況、同社への追い風は強い。一方、株式需給面では信用買い残が枯れた状態で信用倍率は0.27倍と売り長であり、青空圏で戻り売り圧力がないことも強みとなっている。
エージーピー<9377.T>=ストップ高。同社は26日の取引終了後、丸紅<8002.T>傘下の丸紅新電力と業務提携を行うことを発表、これを好感する動き。エージーピーは羽田・成田をはじめとする国内主要空港で航空機への動力供給や施設・設備の保守メンテナンスなどを行っているが今回、丸紅新電力と小売電気事業に関し、電力卸供給と需給管理業務契約を締結。これにより、個人・法人を問わず、空港内外の顧客に対して、小売電気事業の展開を行うもの。東京電力管内や関西電力管内、中部電力管内、九州電力管内、北海道電力管内、東北電力管内を供給可能エリアとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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