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※2023年6月10日6時に執筆
証券アナリストの大野芳政と申します。
私は過去に投資顧問でアナリストをしていましたが、今は一般企業に勤めるごく普通のサラリーマンです。一般の会社員なら、本業をしながら副業として株式投資でお小遣いを稼ぐことを夢見る方も多いのではないでしょうか。しかし、サラリーマン投資家は日中、相場を見ることができないという大きなハンデがあります。でも、発想を転換すると、それが武器にもなるのです。相場を見ることができないということは、値動きに一喜一憂しなくて済むということです。トレーダーが失敗する理由は、値動きに感情が支配されてしまうことです。なので、銘柄選びをしっかりすれば、あとは機械的に売買することで自然と資産は増えていくのです。
銘柄選びの秘訣はずばり需給を読むことです。特に機関投資家の動向を読むことが肝要です。彼らはアナリストレポートの株価レーティングをもとに投資銘柄を選定します。つまり、株価レーティングを分析すれば、必然的に儲かる銘柄が発掘できるのです。
私は投資顧問で勤務していた頃から、玉石混交のアナリストレポートから「玉」を見分けることが得意でした。その経験を活かして、少しでもサラリーマン投資家の皆様のお力になれるような情報を発信していきます。
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おはよしまさ(/ω\)
最近、天気の良い日に出かけたこともあり、夏を迎える前にがっつりと日焼けをしてしまいました。自分が子どもの頃は、夏休みの間にどのくらい日焼けをするのかにこだわっていました。今考えれば、夏休み中に「自分はこれだけ変わったんだぞ」、「成長したんだぞ」という自己満足だったのかもしれません。
私は本業の仕事でwebマーケティングも行っているのですが、様々な施策を行った結果、ここ2年間でPV数が急激にアップしました。最近の半導体銘柄のような急ピッチな上がり方です。成長を感じているときはすごく楽しいですが、伸び率もいつかは落ち着いてくるものです。それでも1つのことをさらに深堀りしてやり続けるのか、それとも新しいことを始めるのか。どちらが正解というわけではありませんが、非常に悩ましいところです。きっと会社の経営も同じようなものなのでしょうね。
さて、私の株ブログを発信しているnoteでは、一般企業に勤める会社員向けに、株価レーティングを使った投資法を紹介していますが、株価レーティングが記載されているアナリストレポートは基本、機関投資家向けに書かれているものであり、個人投資家はなかなか入手しにくいというのが現状です。
無料の投資情報サイトで、レーティングや目標株価に変更があった物のみ一覧で掲載しているところもありますが、レポートの具体的な内容を確認するには、証券会社に口座を開設する必要があります。ただし、外資系や国内大手の証券会社はハードルが高いです。いちよし証券や岩井コスモ証券、東海東京証券などは、個人投資家でも口座を開設すればレポートを入手することができるようです。
私のnoteでも面白いと思ったレポートは注目レーティングとして取り上げていますので、ぜひ参考になさってください。
今週、目立ったレーティングで観測されているのは下記の通りです。
〇いちよし証券
グリムス<3150> B→A 目標株価2,800円→3,600円
〇東海東京調査センター
円谷フィールズHD<2767> Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気) 目標株価2,160円→2,690円
〇三菱UFJMS証券
大塚商会<4768> Neutral(中立)→Overweight(強気) 目標株価5,150円→6,500円
HUグループ<4544> Neutral(中立)→Overweight(強気) 目標株価2,500円→3,400円
コナミG<9766> Neutral(中立)→Overweight(強気) 目標株価6,380円→9,350円
〇SMBC日興証券
アース製薬<4985> 新規1 目標株価7,000円
FUJI<6134> 2→1 目標株価2,000円→2,900円
〇岩井コスモ証券
日本製鋼所<5631> 新規A 目標株価3,500円
〇大和証券
野村総合研究所<4307> 2→1 目標株価4,300円→4,700円
そんな中、今後1~2週間程度で面白そうだと、私が気になった銘柄はグリムス<3150>です。
いちよし証券が6月6日付で投資判断を「B→A」に、フェアバリューを2,800円→3,600円に引き上げたことが伝わっています。
レポートでは、事業用太陽光発電システムが節電ニーズにマッチし成長加速していると評価しています。会社側の今期予想は保守的で上回ると予想し、来期以降も2ケタ経常増益が続く見込みとしており、好調なファンダメンタルズを材料に、人気を集める展開が予想されます。株価は急騰したあとに利益確定売りに押されて、大陰線を残してしまいましたが、こうしたレポートは調整後に仕切り直すことが多いのです。押し目があれば拾ってみたいと考えています。
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執筆者名:大野芳政
ブログ名:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』
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