バイオ後続品事業は、富士製薬工業<4554>と持田製薬<4534> による好中球減少症治療薬「フィルグラスチムBS」の販売が順調に推移しており、同社の経営の安定感は継続している。また、フィルグラスチム(G-CSF)の次世代型「ペグフィルグラスチム(PEG-G-CSF)バイオ後続品」の開発、パートナー企業との共同開発においては三和化学研究所とのダルベポエチンアルファバイオ後続品並びに千寿製薬との眼科治療領域におけるバイオ後続品が第3相臨床試験を開始、持田製薬とのがん治療領域におけるバイオ後続品の業務提携、長春長生生物科技有限責任公司とのアダリムマブバイオ後続品の中国における共同事業化も継続している。その他複数のバイオ後続品の開発品目の拡充といった既存開発品目の着実な開発推進及び新たな開発品目の立ち上げを積極的に図っている。
バイオ新薬事業では、次世代型抗体医薬品等の研究開発を進めた結果、新規メカニズムに基づく新生血管形成を阻害する新規抗体を創出することに成功し、眼疾患の治療並びにがん領域における抗腫瘍効果を期待できる医薬品候補として、2017年9月に当該抗体に関する特許を出願した。
2019年3月期通期の業績予想は、売上高が前年並みの10.60億円、営業損失が11.80億円、経常損失が11.80億円、当期純損失が11.82億円としている。
<MW>
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