コマースワン、今期経常を一転15％増益に上方修正、配当も4円増額

　コマースＯｎｅホールディングス <4496> [東証Ｇ] が3月15日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→7億円(前期は6億円)に39.8％上方修正し、一転して15.5％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.8億円→3.8億円(前年同期は2.7億円)に2.1倍増額し、一転して40.4％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の34円→38円(前期は無配)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結売上高は、当第３四半期累計期間では75パーセントに達していなかったものの、積み上げ型のストック売上高が２月から３月にかけて寄与しており、通期では35億6,100万円（対予算比100.1%）を達成する見込みです。また、連結営業利益は通期予算の４億8,800万円に対し、６億4,900万円（対予算比133.1%）となる見込みです。連結営業利益以下は、フューチャーショップのARPU向上による粗利益が増加し、並びにマーケティング費用への投資が抑えられたことによる利益増加となります。その結果、当初の業績予想を上回る見込みとなりましたので、2024年３月期通期連結業績予想を修正することといたしました。

　当社は、2023年９月15日に開示した株主還元方針の変更、配当予想修正（記念配当及び初配）に関するお知らせの通り、内部留保を確保しつつも、株主の皆様へ安定的かつ継続的な配当の実施を通じた利益還元の姿勢の明確化、更なる株主の獲得、並びに株主基盤の強化を図ることが当社企業価値の更なる向上において重要であると考えております。上記業績予想修正を勘案し、2024年３月期の期末配当金につきましては、１株７円を予定しておりましたが、前回予想から４円増額の11円とさせて頂く予定としております。これにより、年間配当金予想は１株あたり38円となります。