ベースは公開価格を９３％上回る初値をつけるもストップ安で初日の取引を終える◇

　きょう新規上場した３社のうち、もっとも早く初値を付けたのは、東証マザーズ市場に新規上場したランサーズ<4484.T>で、午前９時２５分に公開価格７３０円を１１２円（１５．３％）上回る８４２円で初値をつけた。９時３４分には高値９６０円を付ける場面があったものの、その後は換金売りが優勢となり、結局７７９円で初日の取引を終えた。

　次に初値がついたのは同じくマザーズ市場に新規上場したＪＭＤＣ<4483.T>で、午前９時５９分に公開価格２９５０円を９６０円（３２．５％）上回る３９１０円で初値をつけた。その後、１０時２３分に４２７０円を付けた後はランサーズ同様に換金売りが優勢となり、結局３７５５円で初日の取引を終えた。

　東証２部市場に新規上場したベース<4481.T>は、午後０時５６分になって公開価格４７００円を４３５０円（９２．６％）上回る９０５０円で初値をつけた。直後の１２時５７分には９２９０円を付けるとあとは、初値に過熱感があったことも加わって売られ、結局ストップ安の７５５０円で初日の取引を終えており、きょう上場した３社の終値はいずれも初値を下回った。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS