同社は、機能性タンパク質資源である卵殻膜を衛生的に分離回収し、産業利用するサプライチェーンを構築し高付加価値分野へ応用することを目指している。卵殻膜のアップサイクルによる3つの領域(ハイブリッド繊維、新規蓄電素子材料、農業用バイオスティミュラント(BS)ペプチド)における事業化の委託および助成事業として採択された。NEDOの補助を受け、今後5年から8年間で総額50億円超の研究開発投資及び設備投資を行っていく。
同事業の研究開発名称は、「卵殻膜の総合的活用プラットフォームの構築」で、信州大学、三洋化成工業<4471>、浅井農園、他数社と共同で行う。同事業が社会実装されることで、養鶏産業が新たな材料産業としての側面を持ち、廃棄される卵殻・卵殻膜の数十万トンの二酸化炭素の排出回避が期待される。
同社は今後、繊維、農業及びナノファイバーを原料とした電子材料素材など幅広い産業利用に適した特性を持つ卵殻膜素材を開発・量産化のための投資を行っていく。また、同事業の成長が持続可能な社会の実現に貢献できるよう市場創出を図っていく。
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