SBI<8473>:2330円(+10円)
続伸。SMBC日興証券では投資判断を「1」、目標株価を3100円で新規カバレッジを開始している。金融サービス事業で中核となるSBI証券の事業は強固であるほか、次世代への先見性を活かした積極的な投資を評価としている。フィンテック分野ではイグジットパイプラインが豊富にあるほか、将来的には仮想通貨交換業でも金融サービス事業とのシナジーに期待でき、今後の成長機会は大きいと考えているもよう。
ネクステージ<3186>:1275円(+31円)
大幅反発。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1050円から1550円にまで引き上げている。19年11月期以降も、大型店の店舗数増加による販売台数、買取台数の増加、保険・整備・買取などの生涯取引や世帯内取引の拡大による車検台数の増加が続くとし、営業利益は2ケタの増益が続くと考えているようだ。今期営業利益は会社計画57億円に対して62億円を予想している。
ザイン<6769>:978円(+64円)
大幅に続伸。18年12月期の営業損益を従来予想の0.11億円の黒字から0.30億円の黒字(前期実績4.90億円の赤字)に上方修正している。民生機器市場向けのビジネスが当初の想定を下回ったものの、販管費の削減に努めた結果、利益が拡大する見通し。また、投資有価証券の売却に伴う投資有価証券売却益及び繰延税金資産を計上し、純損益予想を0.38億円の黒字から1.82億円の黒字(同5.23億円の赤字)に引き上げた。
東テク<9960>:2162円(+207円)
一時ストップ高。通期業績予想の上方修正を発表、3月期営業利益は従来予想の47億円から52億円に増額、前期比では16.1%増益となる見通し。売上高の上振れによって収益水準も引き上がるもよう。上半期実績は21億円で前年同期比39.4%増、上振れ推移ではあったものの、7-9月期は同減益に転じるなど失速懸念もあっただけに、ストレートに上方修正を好感する動きとなっているようだ。
富士ソフトSB<6188>:804円( - )
ストップ安売り気配。過去の一部の請求について誤請求が発生した可能性があることが判明、社内調査委員会を設置と発表している。契約書に記載されている範囲外の請求が行われていた可能性があるもようだ。社内調査委員会の調査報告は2月8日を予定、決算発表は延期するものの、四半期報告書は提出期限までに提出する予定としている。株式分割権利取りの動きなども強まっていたが、先行き不透明感から手仕舞い売りが先行する形に。
日本モーゲジS<7192>:1034円( - )
ストップ高買い気配。今3月期末の配当金を従来の10円から35円に引き上げている。前期比では27円の増配となる。好業績を背景に普通配当を計画比12円積み増すほか、東証1部指定記念配当を13円引き上げる。加えて、株主優待制度の拡充も発表。これまでは100株以上保有株主に対し、クオカードを1000円分贈呈していたが、これを3000円分に引き上げる。7%超にまで高まった配当・優待利回りに買い妙味も強まる展開。
DELTAーP<4598>:2978円(+33円)
大幅に4日続伸。抗がん剤候補化合物DFP-14927について、米食品医薬品局による安全性審査が完了し、米国での臨床第1相試験の実施が許諾されたと発表している。DFP-14927は、開発中のDFP-10917に三洋化成工業<4471>との共同開発契約に基づいたポリエチレングリコールを結合させて機能化した化合物。膵がん及び胃がんを含む消化器がん患者を対象に試験を開始する。今回の試験とは別に、血液がん患者への可能性も検討する予定。
新明和工<7224>:1477円(+99円)
急伸。1株当たり1500円で自己株式のTOBを実施すると発表している。取得する株式数は発行済み株式数の27.66%に当たる2666万6700株、取得期間は1月22日から2月19日までとしている。TOB価格へのサヤ寄せ、並びに、1株当たりの株式価値向上を好感する流れになっている。また、配当金総額を維持するため、今期の年間配当金を37円から45円に引き上げるとするなど、株主価値向上に向けた取り組みを積極評価へ。
リボミック<4591>:426円(+6円)
大幅に反発。米国ワシントン大学医学部セントルイス校の眼科学・視覚科学の医師ラジェンドラ・アプテ教授とコンサルティング契約を結んだと発表している。科学顧問として現在臨床試験中のRBM-007の加齢黄斑変性症治療薬としての設計と評価に関する助言を行ってもらうという。加齢黄斑変性症は失明をもたらす病とされる。今回の契約で新薬開発が前進するとの期待から、買いが膨らんでいる。
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