ファインケミカル事業の売上高は前年同期比1.5%減の145.11億円、営業利益は同11.7%増の19.26億円となった。新車販売回復の影響を受けて業務用製品販売やTPMSの企画開発販売が好調に推移したものの、一般消費者向け製品や海外向け販売での販売減少をカバーするには至らなかったが、業務用製品販売の伸長や一般消費者 向け販売及び業務用製品販売での価格改定、販売ミックスが改善したことなどによる利益の増加や、前期に比べて販売促進費や広告宣伝費を抑えられた。
ポーラスマテリアル事業の売上高は同2.9%減の83.04億円、営業利益は同3.9%増の10.83億円となった。設備投資に伴う減価償却費や修繕費等が増加したものの、半導体業界の落ち込みが想定を下回り需要が継続したことや、生産現場において稼働率が正常化し前期に発生していた超過労務費が減少するなど、原価率悪化は最小限に留まった。
サービス事業の売上高は同1.1%増の55.16億円、営業利益は同19.2%減の1.83億円となった。自動車整備・鈑金事業での修理単価が増加したことや自動車教習事業で売上が好調だったことで、生活用品企画販売事業での落ち込みをカバーした。
不動産関連事業の売上高は同8.4%増の15.42億円、営業利益は同49.2%増の3.75億円となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.9%減の293.00億円、営業利益が同0.6%増の36.00億円、経常利益が同0.5%増の38.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.7%増の26.50億円を見込んでいる。
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